変形性膝関節症で合う靴がない

ご質問

病院で変形性関節症と診断されました。膝に水がたまり、靴が合わなくて足が疲れると、膝が痛み、引きずるようになります。とはいえ、靴はやっぱりデザインで選んでしまうところがあり、気づけば下駄箱にはたくさんの靴が・・(結局履けるのは少ないのです。)

機能性もあって、デザインのよいものを探しています。今迷っているのはデザインではTストラップのベージュですが、機能では103ベージュかなと思っています。アドバイスください。

フットケア相談室

まずは膝の負担と靴の関係です。
底(特にヒール部分)が硬いと、歩行時の踵着地の衝撃は足首から膝へとかなり伝わってきます。また、ヒールが高ければ高い程、バランスを取るための負担が膝にかかってきます。

膝のトラブルにおいて靴選びで注意する点は、以下3点です。

①十分なクッションがあること。
②ヒールはできるだけ低いこと
③踵、足首が安定する構造になっていること。

足のアーチは衝撃を緩和するクッションの役割を担っておりますので、アーチが崩れると、その分、膝にも負担がかかるようになります。

アーチをしっかり支えることは、歩行を疲れにくくするだけでなく、膝への負担を和わらげる作用もあるのです。

〈オススメ商品〉
機能の点からお薦めするのは、以下の商品になります。
アーチフィッター304ワーク

この商品は靴底が非常にクッション性の高い素材となっていますので、スニーカーと同等以上のクッション性があります。もちろんアーチサポートもしっかりされています。

しかしながら、「デザインではTストラップ」というお気持ちも理解できます。確かに112はデザイン重視のモデルで、膝のトラブルの方にはヒールが少し高いと思われますが、アーチサポートはしっかりされていますので、決してお勧めできない商品ではありません。

少なくとも他の履物に比べれば遥かに機能的に優れていると自負しております。

最終決定はお客様に・・・という事になってしまいますが、他にご質問などありましたら、ご遠慮なく申しつけ下さい。

304 ワーク

もう足に悩まない!!お仕事てきぱきワーク♪

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フットケア相談室 監修

株式会社AKAISHI 代表取締役
保健学博士
靴医学の権威、新潟医療福祉大学大学院の阿部薫教授に師事。専門分野は保健学で、足の悩みの改善や、靴の機能向上のための研究をしている。
所属学会
・日本整形靴技術協会(副会長)
・日本靴医学会