腰に負担のかからない靴選び

ご質問

腰に響かない靴を探しています。腰痛がひどく、座り続けると痛みます。ぎっくり腰になってから慢性的になってしまっているのでなんとかして腰に負担がかからない靴を見つけたいと思っています。

フットケア相談室

腰に負担のかからない靴のための基本条件は下記三つです。

①ヒールは3cm~5cmくらいまで
高すぎるヒールは姿勢保持の為に腰に負担を強います。また、ヒールの高さが全く無いものだと、歩行中の踏み返し時に腰に負担を強います。

②靴底はある程度の面積があること
立位の時に安定感が無いと、バランスをとるために腰に負担を強います。特にヒール底の面積がある程度必要となります。ピンヒールはNGです。

③かかとにクッション性があること
クッションが無い履物は、足首、膝、腰と衝撃負担がかかります。

以上が基本的なところですが、腰痛といっても腰椎のヘルニア等と、姿勢の悪さからくる腰痛とでは対処が異なります。

後者であれば、立位や歩行の姿勢を正しく導くことで改善が期待できますが、前者の場合ですと、これまでと違う姿勢に改善する過程で生じる負担が腰椎のヘルニアや筋肉等に悪影響を及ぼす場合があります。

ぎっくり腰を経験されたお客様の場合は前者に当たりますので、できましたら治療されている医師に相談を仰ぐことをお勧めします。

〈参考商品〉
腰に負担のかかり難い商品として、以下を紹介させて頂きます。
都内ですと、東急ハンズやロフトにて取扱がありますので、実際に試し履きすることができます。

304 ワーク

もう足に悩まない!!お仕事てきぱきワーク♪

この相談内容をシェアする
URLをコピーする
URLをコピーしました!

フットケア相談室 監修

株式会社AKAISHI 代表取締役
保健学博士
靴医学の権威、新潟医療福祉大学大学院の阿部薫教授に師事。専門分野は保健学で、足の悩みの改善や、靴の機能向上のための研究をしている。
所属学会
・日本整形靴技術協会(副会長)
・日本靴医学会